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2018年1月18日木曜日

2018年1月16日火曜日

インフルエンザパンフレット





自分のプラクティスをパンフレットにしてみました

パンフレットととして配るかは、病院と相談してからにします


上記のプラクティスをする場合、

必ず、これまでにインフルエンザと診断されたり、

治療された事があるかどうかを聞きます


検査の辛さを知っていれば、

検査しなくていいです

という方針にもっていきやすかったりします

また、毎回タミフルもらっていた人の場合、

タミフルを出さないという方針にする事は非常に困難です


どうして、今までと違う事をしようとするのだ

この医者は

と思われてしまい、トラブルの元なので、

これまでのインフルエンザの歴史をきいておくと、

方針を立てやすいです


インフルエンザに限らず、

外来診療のポイントは、検査や治療を押し付けることなく、

一緒に相談しながら、進めるという事です


自分が検査が必要だと思えば、積極的にオススメしますが、

検査や治療が必要ないと思っても、

患者さんの満足度や希望を叶えるためには、検査もしますし、治療もします


多くのお医者さんはインフルエンザを疑ったら、すぐに検査して、

陽性なら治療していることが多いと思います


なので、自分の相談しながら行うプラクティスはむしろマイナーだと思います

問答無用で検査して、治療もすれば、圧倒的に早く外来を終える事ができます

医者が早く外来を終えたいという心理は、「薬の処方」という形で現れます


ですが、患者さんにとって本当に必要なのは、

薬ではなく、Drの言葉です



処方薬が多くなればなるほど、

Drは患者さんと話していない傾向があると思っています


効くかどうか怪しい薬を出しまくるより、

病気の正しい知識を伝える事の方がはるかに効果があります


なので、


自分が薬になる事が出来る


ということを覚えておくと、

風邪の人にも、末期の癌患者や難病で有効な薬がない人にも、

Drは患者さんに癒しを与える事ができます



インフルエンザの場合の面談は、

インフルエンザの正しい知識を伝え、病気の経過を説明し、

悪化した場合の対応や感染の流行を防ぐために必要な知識を共有する事が大事です


ただし、インフルエンザでぐったりしている人に、

頑張って話しても伝わらない事がしばしばです

そのため、家に帰った時に、何か見返す事が出来るものとして、

こういったパンフレットがあると便利です


大抵の専門外来には、

お薬屋さんが作った病気のパンフレットが山のように置いてあります


臨床の場で、知識の整理が必要な場面がいくつかあります

一番勉強しなきゃいけないな

と感じるのは、患者さんと面談する前です


面談が上手かどうかは、準備をどれだけしたかにかかっています

テクニックとしては、図や絵に描く事で、

理解度が上がります

こういったパンフレットも効果的です


よくある疾患に対しては、パンフレットで説明した方が効率的ですし、早いです

研修医の頃、各疾患でパンフレットを作るトレーニングをした事があります

自分で作ってみると、非常に難しい事が分かります

一度、やってみると、とても勉強になるので、オススメです


そこでのポイントは、文章だけにしない事です

なるべく絵にするように心がけましょう



それをずっとやってきたら、

いつの間にかこんな絵を描けるようになっていました

絵が上手とよく言われますが、最初からではありません

面談で、鍛えられました


面談はお医者さんなら、毎日あると思いますので、

練習する機会は山のようにあります

絵が苦手な人は、まず絵を描けるか準備した方が良いかと思われます

こんな絵になってしまう研修医の先生もいたので・・・