ある時は呼吸器科で、
ある時は眼科で、
ある時は皮膚科で、
そして神経内科で、
見つかる事があります
あらゆる臓器に障害を起こす可能性があるので、
どの科からも見つかる可能性は秘めています
その中で神経と膠原病の関係をみてみます
神経を中枢と末梢に分けて考えます
そして、原疾患で起こす病態、治療に伴うもの、原疾患に合併しやすい病態の
3つの視点で考えるとわかりやすいかと思います
大事なのはいつでも、感染症です
いかに早く、感染症を除外できるかがポイントです
結局は全ての治療を行う事も多いですので、
しっかり髄液の検体を取っておく事が大事です
NPSLEで一番多いのは頭痛と言われています
SSは悪性リンパ腫の合併が多いので、
リンパ腫も念頭におく必要があります
あとは高ガンマグロブリン血症からM蛋白血症に至る事もあるので、
M蛋白血症にともなう神経障害という視点も必要です
神経ベーチェットを疑われせるような、白質病変があった際は一番、最悪です
確定診断が生検しかないからです
リンパ腫、中枢神経原発血管炎、MSのどれかは結局わからない事もあります
ステロイド使ってしまうと一旦よくなるので、
本来は治療の前に検体を取る事がベストなのですが、
脳なのでハードルが高い事もしばしばです
生検ができなければ、
身体所見、病歴、画像、検査で総合的に判断します
0 件のコメント:
コメントを投稿