腹痛の人はCTがとられる機会は多いと思います
せっかくCTとったからには、写っているものは、全て確認しましょう
特に忘れがちなのが、下肺と脊椎病変と精巣です
実は肺の下のところに転移性肺腫瘤を疑わせる結節がうつっていた!
とか
下肺の肺炎や胸膜炎、膿胸があった
とか
脊椎の脇に軟部組織の腫脹があった
とか
精巣が捻じれて、腫脹しており、造影効果が薄かった
⇒精巣捻転だった!
とかです
単純CTで診断できない腹痛の時は、造影しますが、
それでも原因が分からない時もあります
その時の鑑別は全身性の疾患の一つの症状として、
出てきていることが多いので、他に何かないかROSをとりにいくことが重要です
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