2020年10月7日水曜日

新型コロナウイルスとICU管理  〜人工呼吸管理を中心に〜





































※PCVの時、プラトー圧を測る必要があるのは、吸気流量=0でない時
吸気流量=0であれば、PCVであればプラトー圧はPi+PEEPでよい






driving pressuure(駆動圧)と経肺圧が、
VALIを防ぐための重要な因子であることがわかってきている

駆動圧が小さいほど生命予後が改善する可能性がある


経肺圧は気道内圧–胸膜圧で表されるが、実際はPEEP圧–食道内圧で計算される
経肺圧が実際の肺胞上皮にかかっている真の圧力である

実は肺胞上皮にかかっている真の圧力は、気道内圧ではなく、
肺胞上皮の内側からかかる圧(気道内圧)と外側からかかる圧力(胸腔内圧)の差である

これが経肺圧であり、肺胞伸展圧やストレスとも言われる
経肺圧が大きいとVALIが起こりやすい








参考文献:Intensivist VOL.10 NO.3 2018-7 特集 人工呼吸器
     ntensivist VOL.10 NO.2 2018-4   特集 酸素療法
     ntensivist VOL.12 NO.1 2020-1 特集 生理学
                   ARDS診療ガイドライン2016
        呼吸器ジャーナル vol.67 no.1 2019
       新型コロナウイルス感染症 診療の手引き・第3版



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