2017年7月28日金曜日

Walk in SAH

大事ですよね、Walk in SAH

見逃しやすい状況としては、大きく二つあると言っている人もいます

1)くも膜下出血を想起出来ない病歴
2)CT撮ったけど、見逃した


1)くも膜下出血を想起出来ない病歴に関しては、
まずはよくある勘違いを払拭することです



非典型例が多い疾患(くも膜下出血や解離、心筋梗塞、肺塞栓など)は
カッチリしたゲシュタルトを作らず、
色んなプレゼンテーションでくるということを認識すべきですね

これは研修医になった時にぶつかる壁です

原因は国試の勉強方法にあると思います

典型例ばかりを覚えさせてしまい、病気のゲシュタルトを完成させ、
そのゲシュタルトに合わなければ、除外してしまう

この癖をまずはとることが、研修医にとっての最初の課題でしょう

でも、国試に主訴が眼痛で、眼に所見なし
診断はくも膜下出血

なんて問題出したら非難轟々でしょうから、仕方ないんですけど


臨床で足下をすくわれるのは、いつも
Common な疾患のuncommon なプレゼンテーションの時です

これはカンファレンスで好まれます

色んなカンファレンスにでたり、他人の経験を追体験することも重要ですが、

なんといっても見逃し症例は、M and Mカンファレンスを開き、
振り返りを行うことが大切です

意義はたくさんありますが、メリットの一つに
M(モヤ)andM(モヤ)を少しでも解消できることがあります

自分の中で消化できなくて、モヤモヤが残った症例は、
是非、カンファレンスに出して一緒に悩みを共有しましょう



0 件のコメント:

コメントを投稿