若年男性の自然気胸はあまり焦る事は少ないですが、
続発性の気胸の場合は話が違います
まずは診断が難しいです
基礎疾患は、COPDや間質性肺炎の事が多いかと思われますが、
呼吸苦や酸素化低下、胸痛が主訴でくる事が多く、
鑑別が心不全、心筋梗塞、急性増悪、細菌性肺炎、肺塞栓と多岐に渡ります
そのため、レントゲンで気胸と分かると、
診断がついて、ホッとするのと同時に、
ドレーンをすぐに入れるべきか?
という事になります
答えは
多くの場合で、すぐに胸腔ドレーンを入れるべきです
虚脱率は小さくても、臨床的に不安定ならば、入れるべきです
ルーチンで撮ったレントゲンでたまたま、うつった小さな気胸や
無症状の気胸の場合は、タイトフォローで経過観察もありですが、
救急に主訴としてくる時点で、不安定なので、大抵はドレナージの適応です
続発性の気胸は、若い元気な男性の気胸と同じように考えてはいけない
ということを覚えておきましょう
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