徐脈で無症状の人はたくさんいます
無症状なら、鑑別疾患は!?治療は!?
と躍起にならなくてもいいかと思われます
徐脈によって何らかの症状が出ている時は症候性となり、
鑑別疾患もさる事ながら、急いで治療に入らないといけません
徐脈に関連したショックや胸痛、意識消失、うっ血性心不全、意識障害があれば、
症候性の徐脈です
徐脈ショックの有名な語呂合わせに、VFAED ONというものがあります
語呂合わせは、忘れがちなところをカバーできて有用ですが、
デメリットはそれ以外の疾患である時に、想起できなくなる事です
VFAED ONにはありませんが、
頭蓋内圧亢進症でも徐脈になります
SAHで徐脈ショックの人もいました
普通は頭蓋内圧亢進の場合、クッシング現象が起きて、
血圧が高くなりますが、
SAHの人が死にかけていたら、
そりゃあ、血圧下がりますよねという話かと思います
徐脈の考え方ですが、
心臓が原因、神経が原因、その他の原因で、
分けるとわかりやすいかと思われます
徐脈の場合、まずは心臓を疑いますが、
真っ先に調べて欲しいのは、高カリウム血症です
徐脈でだるいという人を見たら、まずは血ガスとってみましょう
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