暑い日が続きます
熱中症が続出していると、ニュースでもさんざん言われています
あー、熱中症に気をつけないとなあ
と思う半分
本当にみんな熱中症なのか?
と思わないといけません
人が言っている熱中症は「熱中症」で、括弧書きが付いています
つまり、熱中症じゃないかもしれないけど、
今の所、原因がよくわからないから、熱中症と呼ばせてね
とされていることも多く、ニュースの数字を全て真に受けてはいけません
暑い中、作業をしていた
その後、熱があり、ぐったりしている
テレビをつければ、熱中症に注意しろと散々言っている
あー熱中症ですね
水分取ってましたか?
取っていないですよね
それは熱中症になりますよ
こんな会話が全国の救急外来で繰り広げられているのだろうなあと思います
熱中症と診断してしまえば、医者は安心です
原因不明の熱から解放されます
世間でこれだけ騒がれていれば、熱中症と診断されても、
誰も不思議に思いません
ですが、その中で本当に熱中症な人は一体どれくらいいるのでしょうか
ちゃんと、熱のフォーカスを全力で探して、
それでも分からない
だから、状況証拠しかないけど、熱中症として対応しましょう
というプラクティスを辿っているのでしょうか
ということで、熱中症と言いたくなったら、
まずは熱源が不明になりやすい細菌感染症を思い浮かべてください
もちろんこれは細菌感染だけなので、
ウイルス感染もありえます
特にウイルス性の肝炎や心筋炎、脳炎はよくわからない熱となり、
解熱剤のみで対応されることもありえます
しかし、これらは死んでしまう可能性もあるので、
ウイルス感染っぽいけど、どこの?
ってなった場合は、この3つのチェックをしましょう
臨床のパールや自分なりの考えをノートにまとめました。自分のポケットの中だけでなく、皆様にもみていただき、ご意見ご感想を頂ければ嬉しいです。実臨床への適応は自己責任でお願いします。
2018年7月18日水曜日
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