やったー!
農薬飲んだ人みたかったんだよねー
となることは、まずないでしょう
みんな苦手です
救急医でない限り、あまり出会うことは少なくなってきました
他の人がもし担当していたら、チラ見して、経験値をあげておきましょう
でも、こういうニッチな所をまとめるのが面白いですね
大事なことは、
農薬といっても、実はとてもたくさんあるということ
そして、診療の最初は、飲んだものが何であるかは分からないこと
なので、中毒診療の原則は、
いきなり各論で考えない
総論で考えることです
農薬飲んだかも!?と聞くと、
頭には、有機リンだったら、何使うんだっけ?
PAMってどうやって使うんだー
パラコートの治療って、何だっけ!?
となりがちですが、大事なのはそこではありません
中毒の薬の拮抗薬はあるほうが珍しいです
つまり、各論から考えないことが大事です
農薬を飲んだというのは、結局中毒の一種なので、やることはあまり変わりません
中毒診療の原則は、下記です
1 全身管理、対処療法。つまり、ABCDEの管理。一番大事です。
2 吸収の障害
3 排泄の促進
4 拮抗薬、解毒剤
5 精神科的評価
でも実はこれには0があるということを、救急医に教えてもらいました
それは、自分の身を守ることです
農薬の混入事件に限らず、最近はテロもいつ、どこで起きるかわかりません
吐物や揮発性物質からの二次被害が多いので、
何かの中毒を疑ったら、換気をしっかりして、
防護服やゴーグル、手袋をしっかりつけましょう
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