リベドと下肢の潰瘍は鑑別すべき疾患が似ています
主には皮膚への循環不全が原因ですので、
血流が落ちる状況を考えれば良いという事になります
鑑別のコツは、悪化する誘引や季節、気温との関わりを探ります
例えば、
夏なら、livedo reticularis with summer ulcerationという疾患を考えます
冬なら、火だこや寒冷凝集素症、バージャー病、クリオグロブリン血管炎を疑います
コタツや電気ストーブに当たり続けて出来た皮膚所見は、
火だこと呼ばれ、見た目はリベドと潰瘍が入り混じり、ギョッとします
血管炎か!?と躍起になりますが、
病歴聞くとすぐにわかります
ストーブしか暖房器具がない貧しい独居老人に多い疾患です
ストーブを除去すると、凍死してしまうので、予防が難しく悩む事が多いです
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