2020年11月5日木曜日

辺縁系脳炎

この症例は自分の医師人生にとって、非常に印象深い症例です

主治医になったつもりで考えてみてください


簡単にいうと、単純ヘルペス脳炎が確定し、
しっかり治療をした後に意識障害が出現した症例です


※後期研修医時代のまとめなので、まとめがやや古いので注意してください











































この症例は最初は、
ヘルペス脳炎再発かアシクロビル脳症だと思っていましたが、
どちらも違いそうでした

結局、病態が謎で原因不明のまま状態が悪くなっていきました

そのため、医師人生ではじめて、
主治医の交代を家族から申し出られました

自分の力のなさを実感した症例です



結局、その後も調べに調べたところ、ある疾患にたどり着きました

それが次のスライドの疾患です

今ではかなり広まってきていますが、
当時は海外からの報告がちらほらあるレベルでした

 

0 件のコメント:

コメントを投稿

國松の内科学 〜片頭痛〜

今回の國松の内科学は「片頭痛」でした 片頭痛診療で最重要と強調されていたことが、 「発症年齢が若い」 ことです 具体的には 40代以上 の発症の初めての頭痛患者さんの場合、 片頭痛の診断をしない方が健全です   今回の片頭痛は筆が走っていて、 教科書では得られない血の通った片頭痛...

人気の投稿