2018年8月9日木曜日

脂肪織炎の病理

脂肪織炎の病理ですが、

3つに注意してみます

1,まずは炎症の主座がどこか
隔壁か小葉性か

2,血管炎はあるか
あるとすれば、動脈、静脈どちらか

3,浸潤している細胞は何か
好中球、リンパ球、好酸球、肉芽腫


グラム染色みたいに、4象限に分けて考えるとわかりやすいです



病理をとると、このようにわかりやすく、

診断的ではあります


しかし、臨床像あっての病理なので、

臨床と病理の診断がずれている時には注意が必要です


Tissue is issueとは言われるものの、

何でもかんでも病理だけでは診断してはいけません




1 件のコメント:

  1. 初めまして。
    私は皮膚科でうっ滞性脂肪織炎と診断されて闘病しています。
    なかなか治らずに逆に悪くなっている気もします。
    ネット上にも蜂窩織炎の症例はたくさん載っているのに
    脂肪織炎はほとんど載っていないので不安でした。
    読ませて頂きました。ありがとうございました。

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診断の本質

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