2019年6月21日金曜日

プレゼンテーション

プレゼンテーションをする機会は、臨床の現場ではたくさんあります

カンファレンスや他科にコンサルトする時などです

ですが、プレゼンテーションの機会は、

ただの伝言大会ではありません


プレゼンの目的が、ただ情報を伝達することであれば、

それは、伝言大会になってしまいます



なので、最初のうちは、

カンファレンスで、

何を話すか?に一番労力を割くことが多いのですが、

何を話すか?ではなく、

なぜ話すか?

を自分に問いかけなくてはなりません


プレゼンの目的は、

プレゼンを行うことによって、

自分の中の目的を達成することです


前提として、

患者さんをよくしたいという思いがあります


具体的には、

・STEMIの人に早くカテをしてほしい

・不明熱の診断に困っているので、診察をしてほしい

・抗生剤の選択を一緒に考えてほしい

・情報を共有し、オーディエンスの意見を聞きたい


といった感じです

なので、プレゼンは相手を動かすために行います

そして、相手を本気にさせることも重要です



プレゼンの内容は、いつでも二次情報


どんなにいいプレゼンを行ったところで、

それは、所詮、きれいなガラスレベルの情報です


一次情報(ダイヤモンド)には勝てません


つまり、いくらプレゼンをしても、

自分の目的が達成できないという場合は、

そうそうにプレゼンを引き上げて、

自分の目標を達成するための行動に出ます




プレゼンテーションまとめ

・何を話すかではなく、
 なぜ話すか?から考える

・プレゼンの目的は、相手を動かして、
 自分の目標を達成することである

・プレゼンの内容は所詮、二次情報 
 それが分かっている人は、
 半信半疑で聞いている

0 件のコメント:

コメントを投稿

今さらきけない疑問に答える 学び直し風邪診療

風邪の本といえば、岸田直樹先生や山本舜悟先生の名著があります 自分もこれらの本を何回も読み、臨床に生かしてきた一人です そんな名著がある中で、具先生が風邪の本(自分も末席に加わらせていただきました)を出されるとのことで、とても楽しみにしておりました その反面、何を書くべきか非常に...

人気の投稿