カルシウム
リザーバーは、骨です
体内のカルシムの99%は骨にあります
血液中はほんのわずかです
カルシウムが他の電解質と異なるところは、
イオン化しているものに働きがあるという事です
なので、低Alb血症の場合、
補正Caを計算するか、
血ガスのCa 2+をみるか
しないといけません
あとは、骨代謝に密接にかかわるため、
ホルモンの動態を知る必要があります
カルシウムとホルモン
ビタミンDとPTHがメインです
詳細は、ブログの中の「高カルシウム血症」「ビタミンD」を見てください
ビタミンDは、骨にカルシウムを入れて
骨を強くするホルモンです
PTHは血中のカルシウム濃度をあげるホルモンです
高カルシウム血症
まずは、PTHを測定します(もちろん、Pの動きでだいたいわかりますが・・・)
それによって、PTHが関与するのか、しないのか、
大きく分けることができます
PTHが基準値内でも
「高カルシウム血症にも関わらず」
という文脈の下では、異常のことがあります
検査データは、「高い・低い」から異常というわけではありません
基準値内でも異常のことがあります
文脈によって、
検査データの正常・異常は変わるので、
画面に出てくる、赤文字・青文字に振り回されないようにしましょう
特に電解質を語ると、うんちくや理論を展開したくなります
ですが、それでは、木の枝葉に過ぎないこともあります
そのため、電解質異常がくると、
何かの本を見ながら、アルゴリズムにあてはめてみたりして、
ホルモンの動態を、あーだこーだ
と語りたくなりますが、
本質の根っこは違うところにあることがありますので、気をつけましょう
カルシウム
・リザーバーは骨
→体内のカルシウムの99%は細胞内
・PTHが血中のカルシウムを上げるホルモン
→高カルシウム血症の時、PTHが関係しているかしていないかで分ける
・無症状の場合、原発性副甲状腺機能亢進症が多く、症候性の場合、活性型VDによるものや癌が多い
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