2017年8月27日日曜日

パーキンソン病の探し方

パーキンソン病には運動症状と非運動症状があります

非運動症状が出現した時点で、パーキンソン病は発症していると考えられます

そのため、運動症状が出た時点で、

ある程度進んでいるパーキンソン病であると考えられるようになってきました

早期に発見すれば、進行を止められるわけではないのですが、

患者さんのQOLはあげられるかもしれません


パーキンソン病かな?

と疑ったら、運動症状はもちろんですが、

非運動症状も探しましょう

運動症状の有名な覚え方はTRAPという語呂です

しかし、このTRAPにはトラップ 罠があります

一つ一つの診察をこのtrapを意識しながら、とるようにしましょう




非運動症状の覚え方はSCODです


Sleep disorders. REM睡眠行動障害、睡眠障害

Consitipation 便秘

Olfactory deficit 嗅覚障害

Depression うつ病




特に、本物のREM睡眠行動異常症があるとその二人に一人は、

パーキンソン病やMSA、DLBといったαシヌクレイノパチーになると言われています


パーキンソン病を疑った時は、運動症状だけでなく、非運動症状にも目を向けましょう

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