そもそも脊椎関節炎は病名ではなく、症候群であり、色んな症状を呈します
有名なのが炎症性腰痛や関節炎、付着部炎、腱炎です
まずは脊椎関節炎であることから認識しないといけません
乾癬性関節炎や反応性関節炎などはその先です
何となく知ってはいるけど、
実際に診断した事がある人は少ないのではないでしょうか
脊椎関節炎はとても見落とされている疾患の代表です
関節炎や付着部炎で病院に来ても、
痛風や偽痛風、使いすぎとして対応されてしまう事が多いです
なぜなら脊椎関節炎の関節炎はNSAIDsが効いてしまって、
その場を凌げるからです
そんな事が何度も続いているうちに、
誰かが、
尿酸も下がっているのに何で何度も繰り返すんだ?
足の親指以外に関節炎を起こすし、
変な痛風発作だなあと、
考え、
これってもしかして脊椎関節炎?
という思考で発見される事が多いです
脊椎関節炎を発症する人は、若年で仕事をしている人に多く、
痛みも若い頃からあって、
慣れているので、
病院受診しない事も多く、診断機会が少ないという事もあげられます
炎症性腰痛があっても
一度、整形外科で椎間板ヘルニアや座骨神経痛と言われてしまうと、
既往を聞いても、原因不明の腰痛ではなく、ヘルニアとなってしまい、
患者も医者もヘルニアで思考が停止してしまいます
あとは脊椎関節炎は自己炎症性疾患と自己免疫性疾患の中間のような疾患であり、
自己抗体がありません
リウマチやSLEのように血液で引っ掛ける事が出来ないので、
診断には診察が重要視されます
慣れていないと難しいので、
リウマチ科以外の科では、見落とされてしまう事が多いです
見落とさないためには、どうしたらよいのでしょうか
主に五つの症状に着目します
これらを狙って取りにいきます
特に付着部炎は関節炎とは場所が少し異なるので、
関節だけで触っていてもダメです
痛風発作にしては場所が変で、
繰り返しているようなら、
爪と皮膚を狙ってみにくい癖をつけましょう
0 件のコメント:
コメントを投稿