2020年12月1日火曜日

視床 〜小さな巨人〜

Top of basilarを語る前に視床を詳しく知る必要があります

視床梗塞の症状はたくさんありますが、狙えるシチュエーションは二つです


①有名なのは手口感覚症候群です

②もう一つ、急に元気が無くなった人、アパシーが急に出てきた人を見たら、視床梗塞を疑いましょう



視床は小さな巨人です



脳幹と大脳半球を中継し、多数の神経核を持っています

野球でいうと、ショート的なポジションでしょうか

サッカーならMFです
将棋なら金ですかね



視床梗塞を二つの側面から考えてみます

まずは解剖・血管側から考えます



視床は多くの機能を有するため、たくさんの血管から栄養を得ています
たった1本だった場合、それが詰まってしまったら、致命的になってしまうためだと思われます





視床にはたくさんの機能があります
それぞれの核を栄養している血管が異なりますので、大きく4つの血管にfocusを当ててみていきます













手口感覚症候群は視床で有名ですが、橋でもそれなりに多くみられます
















0 件のコメント:

コメントを投稿

今さらきけない疑問に答える 学び直し風邪診療

風邪の本といえば、岸田直樹先生や山本舜悟先生の名著があります 自分もこれらの本を何回も読み、臨床に生かしてきた一人です そんな名著がある中で、具先生が風邪の本(自分も末席に加わらせていただきました)を出されるとのことで、とても楽しみにしておりました その反面、何を書くべきか非常に...

人気の投稿