非痙攣性てんかんは、診断が非常に難しいです
意識が悪いと鑑別に挙げやすいですが、
失語や行動異常が発作様式の場合、てんかん発作を考えにくいのではないでしょうか?
そのため、原因不明の皮質症状や意識障害の場合に、非痙攣性てんかん発作を疑うことが重要です
疑ったら、次にみるところは、不随意運動がないかどうかです
唇がピクピク動いている人もいますし、手が時々、ピクつく人もいます
それはとても小さな所見ですが、
非痙攣性てんかんを疑っている文脈においては、大きな所見です
非痙攣性てんかんを疑った場合は、積極的に抗てんかん薬を用いて発作を頓挫させる努力をしましょう
診断に脳波は必須ではありません
もちろん、脳波はあった方が良いですが、緊急で脳波を取れる施設は限られていますし、
非痙攣性てんかん発作の脳波所見は非常に読影が難しいです
診断にこだわるよりも治療を優先してよいと思います
非痙攣性てんかんの治療は、VB1欠乏症のVB1補充と似ています
VB1は血液検査で測定しても、真の減少を反映するわけではありません
赤血球Transketolase活性が低下していることを確認しないと、
VB1欠乏とは言えませんが、簡単には測定できません
そのためVB1欠乏症は、VB1の反応性を持って診断が確定する病気です
非痙攣性てんかんも同じように診断的治療を検討しましょう
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