喉頭蓋炎、咽後膿瘍、レミエール症候群、扁桃周囲膿瘍、Ludwig angina、アナフィラキシーが挙げられる事が多いかと思われます
この中で、喉頭蓋炎とアナフィラキシーは病態が他とは異なりますが、
残りは兄弟みたいな疾患群です。
どういうことかを今回は解剖にて説明します。
伝えたいことは、咽頭の解剖を覚えよう!というよりも、
こんな風に局所解剖の知識が必要になる場面って、臨床では何度もありますよねということ
例えば、
・肩の可動域制限や痛み→腱板の解剖を知らないと診察出来ない
・海綿静脈洞症候群→下垂体付近の局所解剖を知らないと診断出来ない
・手根管や足根管症候群→末梢神経系は中枢神経よりも難しい
そして今回の咽頭です
歯が感染のスタートになることが多いので、
熱源不明という前に歯をよく診察する癖をつけられるといいですね
あまり見ないので、忘れ去られそうですが、まずはLudwig anginanついてです
今度は冠状断できった図です。
歯から感染が波及する方向で、病態が変わってきます
Ludwig anginaの冠状断の図です
今度は横断像です。いつものCTで見るスライスです。
Lateral pharyngeal spaceともいったりしますが、
この傍咽頭間隙がやばいのです
よくあるのは扁桃炎から扁桃周囲膿瘍でしょう。
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