すると意外に綺麗
赤みも乏しく、扁桃腺も腫れていない
少し赤いかな?程度
どうしましょうか?
タバコを吸っている人は喉は慢性的に赤いものです
痛みが強い割に、所見が乏しい時は、咽頭炎のゴミ箱診断をしてはいけません
見えていない所に所見があるかもしれません
まずは患者さんが訴える、
いわゆる「のど」をどこか明らかにすることが重要です
喉は色んな意味で奥が深いのです
有名なのは急性喉頭蓋炎です
これはどこにでも書いてあります
なのでこういう時は、まず急性喉頭蓋炎があるかどうか、つまり
気道狭窄をきたすような疾患がないかを見つけにいきます
次に有名なのは亜急性甲状腺炎でしょう
ですが、甲状腺が痛む疾患はたくさんあるので、飛びついてはいけません
特に亜急性甲状腺炎に対して、ステロイドいこうとする前には、
一度は立ち止まって考えてください
たまにあるのが先天的に瘻孔を持っている人の化膿性甲状腺炎です
咽頭や喉頭に炎症があれば、嚥下時痛があるはずです
ない時は放散痛を考えましょう
代表例は急性心筋梗塞です
心筋梗塞は人によって痛みがなかったり、喉を痛がったり、
肩を痛がったり、極めつけは、耳を痛がる人もいます
急に喉が痛くなった人を見たら、まずは血管系を考えましょう
炎症性の疾患ではそんなに痛みのピークは早く来ません
時間経過も鑑別疾患を絞る上で非常に有用です
0 件のコメント:
コメントを投稿