膀胱がしていることや神経がしていることが分かっても、
実際にできることは限られています
膀胱に使える薬はそう多くはありません
これらを上手に組み合わせることで、
症状緩和を目指します
ただし、アセスメントのないまま、症状緩和に走ることは危険です
良識ある内科医なら、悪寒戦慄している人に、アセトアミノフェンだして、
帰宅させませんよね
過活動性膀胱のような頻尿や尿意切迫感があったとしても、
膀胱炎かもしれないし、
前立腺炎や前立腺肥大症かもしれない
まれな間質性膀胱炎の可能性だってあるし、
最悪、膀胱がんのこともある
とりあえず、
症状緩和で安易に抗コリン薬を出して、数日は症状とれても、
もともと残尿が多い人だと、数日後に尿閉になってしまう可能性もあります
薬は上手に使いましょう
そして原因にも思いをはせましょう
畜尿を手助けする抗コリン薬や
β受容体作動薬
出口を広げるαブロッカー
排尿しやすくなると、
尿意切迫感や切迫性尿失禁といった畜尿症状にも有効
排尿を手助けするコリン作動薬
症状がうまく分類できれば、
薬も何が必要かが分かるはずです
上記の薬はあくまで、対処療法です
根本の原因(膀胱炎etc)が分かれば、そちらにアプローチしましょう
若ければ、骨盤底筋体操も有用です
薬物療法以外に、まずは非薬物療法でどうにかならないか試してみることも重要です
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