後頭神経痛はとても多いです
が
片頭痛や緊張性頭痛に比べると、
まだまだ知名度が低く、
知らない先生も多いです
国家試験に出ないからでしょうか・・・
でも実臨床ではよく出会いますし、実はとても奥が深いのです
○○神経痛はカルバマゼピンがよく治療薬として使われます
なので、○○神経痛のイメージは
「末梢神経のてんかん発作」です
脳と一緒で、器質的な原因でなることもあれば、
原因がない場合もあります
なので、○○神経痛を見た場合のアプローチは、
その神経の走行を完全に思い描くことです
そして、その周辺にある構造物に思いを馳せます
神経にちょっかい出しているような構造物がないかを一つ一つチェックしていきます
そして、周辺構造物の問題でなければ、神経自体の損傷を考えます
大後頭神経痛の走行はC2がスタートです
そして、C2の後根からの枝が大後頭神経です
その途中で筋肉を色々貫通していったり、貫通しなかったりします
なので、頭が痛い病気ですが、
頭の中に原因があるわけではなく、
頸椎に病気があることがありますので、
検索するなら、頸椎病変です
まれに痛みの下の骨に、骨転移があることもありますので、
絶対ではありませんが・・・
外来ではとりあえず、
ピンポイントで痛みのある部位に局所麻酔を打つことが多いです
が、となりに動脈が走っているので注意しましょう
超音波で同定してからと書いてあることもありますが、
なかなか神経を同定するのは、慣れが必要で難しいです
まずは、動脈を同定することからスタートした方がよいです
特発性、原因不明というのは、
多くは筋肉によってentrapmentされているのでしょう
つまり、ACNESと一緒の病態です
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