膠原病含めた慢性疾患との親和性が高い印象です
その目で見ると、外来患者のほとんどが、OCDなのかもしれません
OCDの人にはきっかけがある事が多いです
心筋梗塞や脳梗塞、骨折、BPPV、薬の副作用など
なんでもいいのですが、
一緒に住んでいた孫が引っ越しをするので、
孫と離れ離れになるのが、寂しい
というおばあちゃんがいました
孫と離れ離れになる事が決まって以来、
孫と別れることを四六時中考えてしまうようになり、
眠れなくなってしまいました
自分でも、また会える事は分かっているのですが、
孫との離別が、不安と心配でたまらなくなってしまっていました
不安を取り除くため、デジレルを使って著効しました
よくあるのは、BPPV後のPPVです
知っていれば、あーPPVになってしまったとすぐにわかります
OCDの人は、その目で見るとすぐにわかります
ですが、その目で見ないと気がつきません
OCDの悪循環が走り出します
これはすごく共感できます
自分が突難になった時は、まさにOCDになりかかっていたと思います
四六時中、耳の事が気になってしまって、本当に大変でした
このまま聞こえなくなったらどうしようか
とても不安でした
OCDは特別な病気ではなく、
誰にでも起こり得るものです
問題はあなたはOCDです!
というレッテルを張ることではなく、
患者さんに起きている事を疾患ではなく、
病い、として認識し、
OCDの悪循環が回っているのだと、医療者側が理解しておく事が大事です
OCDのスイッチが入り、悪循環が回っているのだと、理解できると、
自分の中の陰性感情をコントロールしやすくなります
そして、目の前の患者さんに、今後何が必要かがわかるようになります
大事なのは、リスクが0になるように、
検査を何度も乱発することではなく、
リスクを多少許容しつつ、
お話をじっくりすることです
認知行動療法をがっつりやろうとすると大変で、ハードルが高いので、
まずは起こっている事象を、患者さんと一緒に確認していく作業をして、
辛い思いをしていた事を受け入れる事で、
患者さんは大変救われます
薬でも、会話でもよいので、
この悪循環のどこかを止めてあげる必要があります
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