そんな時は本人の行動を変える事で解決する問題なのか、
本人は別に悪くない問題なのかに分けて考えます
本人が悪い時は、薬の飲み忘れやインスリン手技がうまくいっていない場合が多いです
本人というより、悪いのは、そのような状況を作り出した主治医のせいでもあります
なので、どうして薬が飲めなくなったのかをしっかり考えなくてはなりません
仕事が忙しい人に分3の薬は無理です
食前の薬もたいてい忘れてしまいます
コンプライアンスを上げるために、飲み方や薬の処方を単純にしないといけません
薬の飲み忘れが増えてきた時は、認知症を疑うサインになります
認知症を見つけて、治すわけではありませんが、
サービスの導入で対応できるところは、対応していきます
本人の行動や生活習慣の問題でない場合、
新たな疾患や薬が、糖尿病を悪化させていると考えなくてはなりません
有名なのは、膵癌です
やはり、見逃したくないので、悪化が極端な時や原因がはっきりしない時は、
一度は画像評価した方が良いでしょう
膵癌だけでなく、他の癌ができたときも、
血糖コントロールが悪化する事が知られていますので、
できれば年齢に応じたmalignancy survey をした方が無難かもしれません
薬も血糖コントロールを悪化させる事があります
有名なのはステロイドですが、
タクロリムスや抗精神病焼薬も血糖上昇をきたすので、注意が必要です
プロスタール®(抗アンドロゲン薬)は前立腺の薬ですが、
これも血糖上昇を来します
他科で始まった薬にも注意が必要です
薬は「患者ではなく、医者が悪い問題」ですね
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