3日の間で、治療効果を見極めて、
その経過をもとに次のステップを踏みます
そのため、疾患のtime courseを知っておく必要がある
とはよく言われることです
疾患によっては、
腎盂腎炎のように2ー3日解熱しないこともあります
結核や梅毒のように、一見悪化する疾患もあります
膿瘍のようにダラダラ熱が続く疾患もあります
今回は肺炎です
治療抵抗性肺炎とは、72時間以内に改善しない肺炎とされています
そこでの考え方は診断に戻ることです
感染症の三角形をもとに診断した過程を全て見直します
背景、感染臓器、起因菌、治療内容
それぞれに漏れがないかを考え直します
感染側を一通り考えたら、次は非感染症側を探ります
好酸球性肺炎や腫瘍、器質化肺炎、IgG4関連疾患、サルコイドーシス、
膠原病に関連する肺疾患、薬剤性肺炎、過敏性肺臓炎などです
こうなると、病歴の洗い直しが必要ですが、
病歴だけでは、診断はできないことが多いので、
結局、HRCTをとり、
その後、気管支鏡検査へ進む事が多いです
そして、鑑別にあがった疾患に必要な検査を提出します
なのでブロンコで分かる疾患を知っておく必要があります
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