てんかんもはじめてみた時は、論理的に考える事ができず、
さっぱりわかりませんでした
次第にこれでまとめれば、全て上手くいくと悟り、
以来、この三角形を考えるようにしています
感染症のパクリですが、ポイントは治療するためには、
患者背景を貫かねばならないところです
まずは痙攣発作の症状を詳しく聞き取る事が大事です
そしててんかんが疑われる症例では、脳波やMRIをとります
もちろん電解質異常や代謝性要素、中枢神経感染症、薬といった
明らかに誘引がある場合はてんかんとは言えません
原疾患の治療が優先されます
何も誘引がなければてんかんの可能性があり、
病歴と検査結果を合わせて、発作型を診断します
発作型の分類は数年に一度、変わってきているのでとても厄介です
しかし昔のものを知らないと何がどう変わったか、分からないので、
昔のものも勉強する必要があります
以前から使われている馴染み深い4分割の表を基本に考えて、
以前から使われている馴染み深い4分割の表を基本に考えて、
そこに何が加わったり、変更になったかを考えればよいかと思われます
4分割表はグラム染色みたいで、大事なところもやはり対角線の二箇所です
すなわち、小児領域では、全般性特発性が重要で、
高齢者では症候性の部分発作がほとんどです
なぜこんな表に分けるかというと、治療が異なるためです
これもグラム染色の時と考え方が似ているので、わかりやすいです
そして発作型が決まれば、今度は治療に入りますが、
治療するにあたって、患者背景を考慮しなければなりません
妊娠は可能か、高齢者か、腎機能はどうか、他の薬剤は何を飲んでいるか、
ADLはどうか、認知機能はどうか、コンプライアンスはどうか、
などなどです
てんかんを疑った場合、もしくはてんかんと診断されている患者さんを見たら、
この三角形を描きましょう
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