理由はインフルエンザに罹って動けなくなってしまう高齢者が増えるという事と、
合併症による入院が増えます
インフルエンザは他のウイルス感染症と違って、筋痛が多いです
高齢者がインフルエンザに罹ると、若者とは違ったプレゼンテーションでやってきます
動けなくなった
食事をとらなくなった
吐いている
などです
熱はない事もあります
合併症に関しては、整理しておく必要があります
インフルエンザと診断して、満足してはいけないときもあります
インフルエンザが多すぎて、
全ての症状がインフルエンザのためと思ってしまいがちですが、
インフルエンザにしては何かがおかしい時は、
合併症を発症しているかもしれないので、注意が必要です
例えば、インフルエンザ罹患後のショックは何を考えますか?
インフルエンザ後の細菌感染症による敗血症性ショック
インフルエンザによる心筋炎からの心原性ショック
心筋梗塞を発症し、不整脈や心破裂
心膜炎からの心タンポ
横紋筋融解からの高カリウム血症、腎不全で不整脈
TSS トキシックショック症候群
などなどです
インフルエンザとともに他の疾患も隠れている事はあるので、
インフルエンザの合併症という視点と、
インフルエンザじゃなかったら、
他に何が考えられるかを一度考えてみてると、見逃しが減るかもしれません
インフルエンザ脳症には飛びついてはいけません
有名ですが非常にまれなので、
他の鑑別の除外の方が重要です
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